30歳男性と16歳女性(高1)がモバゲーを経由で数回出会い、殺人事件へ発展

モバゲーへの警鐘 - Student magazine
「モバゲーすげえ!」ムードに水を差してみたよ - Student magazine
モバゲー側も想定の範囲内だとは思いますが、来るべくしてきました。最初から殺人事件でかなりインパクトありますね。

青森県八戸市のホテルで、下北郡の県立高校1年の女子生徒(16)を殺害したとして、八戸署は29日、岩手県軽米町小軽米、無職近藤絢一容疑者(30)を殺人容疑で逮捕した。
 調べによると、近藤容疑者は今月15日午後7時ごろ、八戸市長根のホテルで、女子生徒の首を両手で絞めて殺害した疑い。2人は携帯電話のゲームサイトで知り合い、数回会っていた。近藤容疑者は「(女子生徒が)死にたいと言っていたので殺した」などと供述しているという。
 2人は同日未明から宿泊し、午後8時20分ごろに部屋で火災があった。近藤容疑者は「自分も死のうと思って火をつけた」と供述しており、同署は現住建造物等放火容疑でも調べる。関係者によると、女子生徒は交友関係などで悩んでいたという。

女子高生を絞殺し放火、30歳無職男逮捕…青森のホテル : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

ふむふむ、どうなるんでしょうか。このゲームサイトがモバゲーとのことです。モバゲー経由のこの類の事件でニュースで大々的に取り上げられたのはこれが初めてでしょう。
「〜を通じて出会い、殺人事件となる」場合の〜は事実上無数にありますのでそれをいちいち批判するのもどうかと思われるのですが、ことがことだけに「こういったことを防止するための施策はなにがあったの?それで十分だったの?」のような批判の声が聞こえてきます。

「少年少女はこうやって守る、こうやって育てる」そういった思いを強く持っているのならば、大々的な宣伝で会員増を図るだけではなく、そのような部分のメッセージも発信していくことが今後必要となるでしょう。

モバゲーはバーチャル完結でサイトを通した出会いを禁止したいたはずだが。。。

日本で少年少女を囲いつつ、中年層ユーザーもかなりいる携帯コミュニティサイトでまもとまのはモバゲーさんぐらいでしょう。しかし、その中でのルールは事実上機能していません。
広告主への印象も悪くしますので再発防止への取り組みは必須に思えますが、強権的に再発防止に乗り出すこともできないのは当然なので難しいところです。が、これは見て見ぬ振りはほぼできないのも明らかです。

会員数の増加、時間の経過とともにこの手の事件が表面化する件数も増えるわけですので、ただ「会員数が増えればこういったことは避けられない」と安易に済ませてほしくないですね。この手の事件の潜在規模と関連問題を推し量ってもらってもらいたいものです。*1

繰り返しですが

「少年少女はこうやって守る、こうやって育てる」そういった思いを強く持っているのならば、そのようなメッセージも発信していくことを望みます。
じゃないと、「少年少女を食い物にしている!」っていわれるのが落ちです。いや、本当に。

*1:もちろん、モバゲーだけではないですし、こんなサービスやめちまえ!といってるわけではないですよ